モンテッソーリ教育 – Grace International School

モンテッソーリ教育法に基づく保育

モンテッソーリ教育法では日常生活の領域が全ての基本になります。

子供は自身が動くことによって発達する、動きの敏感期にあります。子どもの判断力、注意力、集中力などの精神機能の働きは教えることで生まれるのではなく、子どもの内面に起こる興味・関心・意欲に動機付けられ（内発的動機づけ）、子ども自身が体を動かし活動する中で生まれてきます。

こうした発達を援助するために適切な環境を提供し、見守りながら援助を行う中で、幼児は自分の身体を思う通りにコントロール出来るようになることで、自分のことは自分でするようになり、自信と自立心が育まれます。

グレースインターナショナルスクールにおいて保育は全て英語で行われます。

言語は人間の持つ知・情・意の伝達の手段ですが、言語と隔絶した環境に置かれた場合、人間は言語を学び取れないことがわかっています。言い換えれば特定の言語環境に置かれた時、子供は言語という伝達手段を自然と身につけていくといえます。

幼児の言語習得はまず「聞く」ことから始まり、「話す」、「書く」、「読む」という順で進みます。モンテッソーリ教育ではこうしたプロセスを認識した上で、適切な教材を適切なタイミングで用い、子どもの言語習得を援助します。

日常生活の中で経験する様々な動きは色々な感覚器官を刺激し、発達を助けます。モンテッソーリ教育では様々な感覚教具を用い、日常生活で体験したことの中からある要素だけを取り出して扱います。

こうした教具の取り扱いを通して、子供は無意識のうちに日常生活で体験した多様な経験の印象を整理し、具体物の抽象化、比較、分類、対比などを自然に習得することで知的な基礎を形成していきます。

生活していく上で「数」は欠かせない概念ですが、私たちが日常的に使っている「数」というものは、人類の長い歴史の中で生まれ、発展してきたもので、子供がそれを身につけるには適切な援助が必要です。

子供は大きい、小さい、重い、軽い、暑い、寒いといったことを感覚として理解します。子供は数字をまだ知らない段階でも、こうした量を理解することができます。しかしながらこうした量を数字で表すには、言葉の数字や文字の数字を学び、それらと量を結びつけていく必要があります。

モンテッソーリではこうしたプロセスを適切な教具を用い、子供が自ら興味を持って習得できるタイミングで適切に援助します。

日常生活の様々な活動を自立して行うようになると、子どもの知的好奇心は様々な分野に振り向けられます。モンテッソーリ教育ではこうした興味の向く先を文化領域として捉えており、「文化」には、歴史・地理・生物・美術・音楽・宗教などが含まれます。

グレースインターナショナルスクールではその国際性を生かし、子供の知りたい欲求や興味を支え、さまざまな文化への理解を援助します。